ブラウベルゲ縦走
(オオカミ渓谷とハルザーシュピッツ)
  Blauberge (Wolfsschlucht, Halserspitz)


ブラウベルゲ(青い山脈)は、ミュンヘンの南南東50kmにあるテーゲルン湖の南、オーストリアと の国境にあります。
最高峰のハルザーシュピッツ(1863m)をはじめ、4つの小さなピークが細い尾根でつながっています。
南側には牧草地帯が広がる一方、北側は険しい崖です。
北側から見ると、青い巨大な屏風のようにも見え、名前の由来が想像できます。

今日は西側のオオカミ渓谷から登って、吊り尾根を東に向かって歩いてみました。

 
(c)Bayerische Vermessungsverwaltung  (TOP50)
GPSトラックは、editrex2(英語) によって地形図に転送しました

オオカミ渓谷の様子はシルデンシュタイン(地図左下の 端)でも紹介しましたが、深い沢の突き当たりが急な崖になっています。
何箇所か鎖場(鋼鉄ザイル)の補助があり、なかなか楽しめます。
これを登り詰めたところから、ルートを東にとり尾根に取り付くと、すぐに眺めの良い ヴィヒトゥルプラッテに到着します。


秋の朝もやとブラウベルゲ

オオカミ渓谷の崖をよじ登ります

登山道が崩落している箇所を慎重に渡ります

ヴィヒトゥルプラッテからブラウベルクシュナイトへ

ブラウベルクシュナイトからは吊り尾根の上を歩く

遠くにアルプスの主要峰、右はグッフェルト

ブラウベルクコップとハルザーシュピッツ

ハルザーシュピッツ頂上

キバシガラスはお弁当の時間にやってきます

北側のガレた尾根を慎重に降りて行きます

すぐ近くに見えていて、それでもなかなか近づかないハルザーシュピッツを目指して黙々と歩きます。
いつも素晴らしい景色が左右に広がっているので、大変励みになります。
最後の分岐をやり過ごして一登りすると、360度のパノラマが楽しめる頂上へと到着です。

岐路は頂上直下の分岐を北側に回りこみ、滑りやすく崩れやすい斜面に難儀をしながらヴィルトバードクロイト方面に降ります。
バスの時間に間に合うか、ひやひやで結構飛ばすのですが、登り返しなどもあってコースは長く感じられました。
幸いバスの20分前に停留所に着いたので、近くの沢で靴などを洗い流し、持参したミカンを食べながら満足感に浸りました。


ハルザーシュピッツの山頂からの360度パノラマ




データ:
2006年10月15日
停留所 Siebenhütten (822m, 9:30) -> Wolfsschluft 取り付き (984m, 10:25) -> 鞍部 (1464m, 11:20) -> Wichtlplatte (1670m, 11:55)
-> Blaubergschneid (1787m, 12:20) -> Blaubergkopf (1787m, 12:55) -> Halserspitz (1862m, 13:20) (登り合計3時間50分)
Halserspitz (1862m, 13:50) -> Wildbadkreuth (16:20) (下り2時間30分)
(バスに間に合わせるために、急いで回りました。標準時間は登り5時間、下り3時間程度。)

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